特別企画-旭川アダプトプログラムを通して旭川の魅力再発見
「旭川アダプト・プログラム」も3年が経過したことを受けて、3年間の参加団体178団体に「参加状況」「清掃活動に参加しての感想」「一斉清掃の実施・運営について」などについて、アンケート調査を実施しました。調査票を各団体5部(個人参加には1部)配布し、平成16年12月3日までに回収し、371票の有効回収数を得ました。なお、配布団体数に対する有効回収率は、59.0%(105団体/178団体)【配布数に対しては44.0%(371枚/838枚)】でした。また、旭川の流域に生活されている人々からの声として、最大規模で参加されている平井学区コミュニティー協議会の皆さんに清掃活動に参加されての感想を聞きました。
Questionnare and Interview

アンケートの部
旭川アダプト・プログラムに関するアンケート調査(概要)
当NPO旭川では、「旭川アダプト・プログラム」実施3年が経過したことを受けて、清掃参加者の意向についてアンケート調査を実施しました。
【1】清掃参加状況
まず、当プログラムは、企業を中心とした町内会、ボランティア団体、学校、個人など様々な参加者が年3回の一斉清掃をはじめ日常的な活動を通じて、旭川の良好な河川環境を実現するため取り組んでいます。このような体制が整うのは、設問T−1に見られるように、参加者の半数が「旭川アダプト」を開始する以前から旭川の清掃に取り組んできた素地があるからです。とりわけ、個人参加者は、ほぼ毎日清掃に取り組む割合が42%を占め、日常的な生活に旭川の清掃活動が組み込まれています。
【2】清掃場所
現在の清掃エリアは、旭川との近接性や職場の立地等を勘案し、旭川に架かる橋と橋を単位に本川8ブロックと百間川の9エリアを設定し、自由な選択により清掃場所を決めています。設問V−1では、河川と生活が密着している町内会参加者からは、圧倒的に現在の清掃エリアを望む声が多いのですが、学校、企業の参加者からは必要に応じて清掃エリアを変更してもかまわないという意見が半数以上となりました。また、後楽園周辺から変更してもいいとする意見が半数となりましたことは、注目すべきと考えます。
【3】清掃へ参加する気持ち
また、清掃への参加動機については、全体的には自主的な参加ですが、企業参加者では「やや自主的参加」と答えた割合が37%を占め、「自主的参加」の30%を上回り、自主的参加が85%、68%、60%を占める個人、ボランティア、学校と比べ、特異な状況が読み取れます。このことは、設問T−5で川をきれいにする主体が企業では45%が「行政の補填として市民」が担うとしたのに比べ、個人、ボランティア団体が「市民」と答えるウエイトが69%、60%と意識の差異を示し、参加動機と符合する結果となったのは興味深いものがあります。
【4】清掃活動への参加を通して
一方、調査(設問U−1、2、3)では、ゴミの量、清掃参加者数、ゴミを捨てる人の変化の相互に関連する項目を一括尋ねています。その結果、「ゴミは減った」とする意見が半数を超えており、ゴミを拾う人(清掃参加者)が増えたとする30%、ゴミを捨てる人が減ったが31%となり、明らかに相乗的効果があったと考えます。またこのことは、アダプトの活動が環境保全の意識高揚に寄与している(60%)と参加者自身が意識していることにもつながると言えます。
【5】成果をあげるために必要なこと
次に、アダプトの効果を上げるための対策としては、啓発活動に力を入れることと個人のモラルを向上させることを指摘する声が多いことがあげられます。啓発活動については、ボランティア団体がアダプトの趣旨を広報すべきが最も多く、学校では活動内容の周知をあげています。また、町内会、企業参加者はモラルの向上を指摘しており、これら対策を組み合わせてアダプトの一層の普及を図らなければならないと考えています。
【6】一斉清掃において
調査では、アダプト・プログラムに係る清掃活動実施の技術的側面についても参加者の意見を聞きました。まず、一斉清掃日が雨天の場合の対応は、67%の参加者が後日の一斉清掃を希望していて、そのウエイトが最も大きいのは企業参加者でした。また、一斉清掃参加時の駐車場の確保については、個人、町内会参加者はそれぞれ67%、64%が不要としたのに対して、企業、ボランティア団体参加者は85%、62%がこれを必要と答えています。さらに、清掃用具等の提供については、ゴミ袋と軍手は、それぞれ42%、30%が準備して欲しいとしているが、飲み物、火ばさみについてはさほど必要としない状況が判明しました。
【7】報告について
最後に、清掃結果の報告については、何らかの報告書の提出については理解されているものの、現在の結果報告書の内容が細部にわたることから、「簡易なものにして欲しい」との回答が全体の88%を占めました。

旭川アダプト・プログラムをより充実した事業とするため、今回のアンケート調査の結果を踏まえ、改善すべきは改善し、一段の周知方広報に努めていきたいと考えます。

この場をお借りして、調査にご協力いただいた参加者各位にお礼申し上げます。